
【2018年人気ランキングBest5:ベビーカー編】 現役ママおすすめのベビーカー&失敗しない選び方

監修
遠藤まさ子先生親子のコミューターガイド
自転車・育児用品を中心とした専門家。テレビや雑誌で活躍中。
ベビーアイテムは、日々使いやすく進化中! なかでもベビーカーは、機能性もデザインもどんどんアップデートされています。魅力的な商品がたくさんあるからこそ、いざ選ぶとなるとあれこれ目移りしてしまうかもしれませんね。
今回は、現役ママたちが実際に使っているベビーカーを調査! ベビーカー選びのポイントも教えていただきました。

調査概要
- 調査期間:2019年2月7日~2019年2月26日
- 調査方法:インターネット調査
- 有効回答数:337
*回答比率(%)は小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が100%にならないことがあります。
*複数回答の質問については、回答比率の合計が100%を超える場合があります。
現役ママに支持されているのはどれ?ベビーカーランキング

3歳までのお子さんがいるママ377人に、お手持ちのベビーカーのタイプを教えていただいたところ、79.8%がA型のベビーカーを持っていると回答。また、B型は25.8%、バギーを持っている人は10.7%という結果になりました。その他ではAB型、2人乗りベビーカーが挙がっていました。
※A型とB型は、一般財団法人製品安全協会が定めた「SG基準」によって決められており、A型は生後1ヶ月頃から、もしくは首がすわった頃から最長48ヶ月までの間で使えるもの、B型はおすわりができる頃から最長48ヶ月までの間で使えるものです。 バギーはB型の一種でより軽量でコンパクトなものです。 参考:一般財団法人製品安全協会
およそ8割が持っていることがわかった、A型のベビーカー。せっかくなので、先輩ママはどのメーカーのベビーカーをチョイスしたのか教えていただきました!
<A型ベビーカーランキング TOP5>

もっとも多くのママの支持を集めたのが、コンビのベビーカー。なかでもネーミングの通り軽量さが売りの「メチャカル」シリーズが人気で、約20%が持っていると回答しました。
2位にはアップリカがランクイン。こちらも軽量タイプの「ラクーナ」が多数のママに選ばれていました。続く3位にはピジョンが入り、トップ3を国産メーカーが占める結果となりました。
4位にはグレコ、5位にはジョイーと海外ブランドが台頭! どちらも機能性を備えながらもお手頃な価格帯が中心であることが、上位ランクインの理由かもしれません。
そのほか、国産ではリッチェル、海外ブランドではペグ・ペレーゴやバガブー、マクラーレンなどを愛用しているとの声も挙がりました。

さて、気になるのがそのお値段。A型のベビーカーの購入額をうかがったところ、もっとも多かったのが「5〜6万円未満(21.7%)」の価格帯。
注目したいのは、2番手に「1〜2万円未満(17.7%)」と、リーズナブルな価格帯がランクインしたこと。
機能性に富みより使いやすさも向上しているぶん、年々お値段も高くなりつつある? という予想とは裏腹に、赤ちゃんへの安全性は担保しつつ価格はリーズナブルなモデルも注目されているようです。
先輩ママが教える!ベビーカー選びはここをチェック!
ベビーカーにはそれぞれ個性があって、どれもこれもいいな! と思えるものばかり。候補のなかからどうやって、どんな視点で絞り込んでいけばいいか悩ましい方のために、先輩ママがアドバイスをくださいました。
<先輩ママのアドバイス>
「どんな使い方をするかで、ほしい機能が変わると思います。上の子がいたり、ひとりでお出かけが多いなら片手でも押せるタイプとか、近所のお買い物が中心で電車やバスの乗降が少ないなら、折りたたみ機能にこだわらなくていい、とか。 実際どんなシーンで使うことになりそうか、シミュレーションしてみることをおすすめします!」
(福岡県/41歳/第3子)
「夏のアスファルトからの照り返しが赤ちゃんにはとても熱いので、ハイシートタイプがおすすめ! 片手で開閉可能&独立するタイプのベビーカーは、ひとりでも比較的楽に収納できます。たたんでも意外と厚みがあるので、玄関の置き場所にも要注意です」
(埼玉県/28歳/第3子)
「電車に乗る人は小回りがきいて、大きすぎないベビーカーがいいと思います。改札は思ったより狭いので…」
(千葉県/37歳/第1子)
「赤ちゃんが乗っている状態と乗っていない状態では、走行性などの動きが全く違うので、もし妊娠中に検討するなら、人形や荷物などを乗せて選んだほうが間違いないと思います」
(愛知県/27歳/第1子)
「車移動がメインなので、軽さと車に入る大きさ、荷物入れのサイズが大きいものを選びました」
(福岡県/39歳/第2子)
「都心に住んでいて移動はほぼ電車かバスのため、購入時は軽さを重要視。ですが、最近はほとんどの場所にエレベーターがあるので持ち上げて運ぶことはほぼなく、そこまで軽さ重視で買うこともなかったなと今では思っています」(東京都/31歳/第1子)
「産後まもなくはそこまでお出かけしないので、ベビーカーは必要になってから用意するので十分間に合います。メーカーによってシートのクッションや走行性が違うので、 実際に赤ちゃんを乗せてみて嫌がらないかどうか見てからが安心です」
(福岡県/28歳/第1子)
遠藤先生からのアドバイス
最近では走行性や快適性を重視したベビーカーが増え、一昔前よりも車体重量自体は少し重くなっています。今は5㎏台までのベビーカーなら軽い部類といえるでしょう。
でも、一つ注意していただきたいのは「押したときの軽さ」と「持ったときの軽さ」は違うということ。車体が多少重くても、フレームやホイールがしっかりした作りだと押す力が効率的に届き、スイスイ進みます。この違いはお子さんが重くなるほど差が大きくなるので、普段からよく歩くという方は、車体重量よりも実際の押しやすさを重視するのがおすすめ。
逆に車体重量が軽いものは、持ち運びやすいというメリットがあります。バスや電車をよく使う人や、玄関を入るまでに階段がある家にお住まいの方は、軽いベビーカーのほうが便利かもしれません。
また、折り畳みのしやすさや片手操作が容易かどうかは、購入前に必ず試して。赤ちゃんを抱っこしたり荷物を持って手がふさがる状況は、出産前に思っていたよりもかなり多くなるはずです。
経験者からのコメントにもありましたが、ベビーカーのどんな機能性を重視したらいいかは、個人個人のライフスタイルによっても大きく変わるもの。ベビーカー選びの際は、①どんな時に使うか、②どれくらいの頻度で使うか、③どれくらいの移動距離か、④どこへ移動するか(公共交通機関や車を使うか)、⑤どこに収納するか、を想像してから必要な機能を洗い出してください。
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